住宅にロシア軍の空爆 1人死亡、40人負傷 ウクライナ北東部

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ロシア軍の空爆を受けた建物の消火にあたる消防隊=15日、ハルキウ/Andrii Marienko/AP

ロシア軍の空爆を受けた建物の消火にあたる消防隊=15日、ハルキウ/Andrii Marienko/AP

(CNN) ウクライナ北東部ハルキウ市で15日、住宅にロシア軍の攻撃があり、当局によれば、1人が死亡したほか、少なくとも40人が負傷した。がれきの下に埋もれている人がいる恐れもある。

市の軍政トップによれば、12階建ての建物に誘導爆弾が激突した。負傷者のうち3人が子どもだという。

少なくとも14人が入院したほか、1人が行方不明となっている。

軍政トップによれば、がれきの下に人がいるかもしれず、捜索・救助活動が行われている。

クリメンコ内相によれば、住民のひとりが飼い犬を連れずに避難することを拒んだ。内相は「全ての命が救助隊にとって大切だ。そのため、煙が充満する12階から男性とペットの両方を救出した」と述べた。

内相がインターネット上で共有した動画には、犬が緊急用のクレーンでつり上げられ、その後、建物の屋上に到着し、救助隊のひとりに受け止められる様子が捉えられている。

空爆は建物の9階で火災を引き起こし、3部屋が完全に破壊された。空爆によって数十台の車が被害を受けたほか、数百枚の窓ガラスも割られた。

ハルキウ市はロシアとの国境に近く、ロシアが2022年にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、繰り返し攻撃を受けている。

ゼレンスキー大統領は今回の空爆を受け、さらなる軍事支援を改めて呼び掛けた。

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