食糧支援のNPO職員死亡、イスラエルの結論に「不満」 豪首相

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国際NPO「WCK」の職員が殺害された現場を見つめる人々/Abdel Kareem Hana/AP

国際NPO「WCK」の職員が殺害された現場を見つめる人々/Abdel Kareem Hana/AP

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区で食糧支援を行っていたNPO「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」の職員7人がイスラエル軍の空爆によって死亡した問題をめぐり、オーストラリアのアルバニージー首相は8日、イスラエルが発表した調査結果について不満を表明した。死者の中にはオーストラリア人も含まれている。

アルバニージー氏は地元メディアの取材に答え、「今のところ、満足のいく説明は得られていない。これは悲劇だ。適切な説明責任が必要であり、状況について完全な透明性が必要だ。それがオーストラリア国民が期待していることだと思う」と述べた。

イスラエル軍は、NPO職員の死亡について、誤認によるものだと説明している。イスラエルは5日、予備調査の結果を発表し、罪のない支援団体職員を乗せた車両3台への攻撃につながった一連の評価と意思決定の失敗を認めた。これを受けて、イスラエル軍は攻撃に関与した将校2人を解任するなどした。

豪政府は8日、NPO職員殺害をめぐるイスラエルの対応について情報収集を行う特別顧問にマーク・ビンスキン前豪軍司令官(空軍大将)を任命したと明らかにした。

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