総選挙前日に相次ぐ爆発、30人死亡 パキスタン

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バルチスタン州の州都クエッタから約50キロにある無所属候補の事務所で発生した爆発現場=7日アフガニスタン国境に近いバルチスタン州北部ピシン/Banaras Khan/AFP/Getty Images

バルチスタン州の州都クエッタから約50キロにある無所属候補の事務所で発生した爆発現場=7日アフガニスタン国境に近いバルチスタン州北部ピシン/Banaras Khan/AFP/Getty Images

(CNN) 総選挙を翌日に控えたパキスタンのバルチスタン州で7日、相次ぐ爆発があり、少なくとも30人が死亡、40人が負傷した。

爆発は、同州キラサイフラー地区にあるイスラム聖職者協会(JUI)の選挙事務所前と、ピシン地区にある無所属候補の事務所近くで発生した。

キラサイフラー地区の爆発では12人が死亡、18人が負傷した。負傷者のうち4人は重体となっている。

警察によると、爆発が起きた当時、事務所には多数の職員らがいた。

その直前、ピシン地区の無所属候補の事務所近くで起きた爆発では18人が死亡し、23人が負傷した。負傷者は病院に搬送された。

爆弾はバイクに仕掛けられていたとの情報もある。

パキスタンでは総選挙の投票を8日に控え、各地で候補者が銃撃されたり選挙運動中に殺害されたりする事件が相次いでいた。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は6日、政党の党員が武装勢力に襲撃された事件が少なくとも24件報告されていることを明らかにした。

バルチスタン州の爆発に関連して、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)系のISPPがアマク通信を通じて犯行声明を出し、「約35人の背教者」を死傷させたと発表した。

バルチスタン州政府は3日間の服喪を発表した。

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