映像公開の人質2人、出身集落が死亡を発表

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14日にハマスが公開した映像に映っていたヨッシ・シャラビさん(左)とイタイ・スビルスキさん/EyePress/Reuters

14日にハマスが公開した映像に映っていたヨッシ・シャラビさん(左)とイタイ・スビルスキさん/EyePress/Reuters

(CNN) イスラム組織ハマスが映像を公開した人質のイスラエル人男性2人について、出身地の集落が16日、死亡したと発表した。

ハマスは14日に流した人質3人の映像に続き、15日にはこのうちの男性2人とみられる遺体の映像を公開。イスラエル軍が重大な懸念を示していた。

イスラエル南部のキブツ(農業共同体)・ベエリによると、2人は同キブツ出身のヨッシ・シャラビさんとイタイ・スビルスキさん。

キブツ・ベエリは16日、人質や行方不明者の家族でつくるイスラエルの団体とともに、2人の死亡を知らせる声明を出した。

声明によると、シャラビさんは53歳だった。テルアビブ出身で、兄弟のエリさんが先に入居していた同キブツの生活に共感し、30年前からここに住んでいた。家庭を大事にする良き夫であり、娘たち3人の良き父でもあったという。

キブツ・ベエリがハマスに襲われた昨年10月7日に、エリさんも自宅から連れ去られ、ハマスの人質になっている。エリさんの妻と娘たちはこの日に殺害された。

シャラビさんとスビルスキさんの遺体は、まだハマスから引き渡されていないという。キブツ・ベエリは遺体の返還を求めていく構えを示し、イスラエル政府に人質解放への尽力を改めて呼び掛けた。

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