イスラエルのガザ爆撃、子ども400人以上が連日死傷 ユニセフ

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負傷した自分の子どもを抱きしめるパレスチナ人男性=10月30日、パレスチナ自治区ガザ地区/ Abed Rahim Khatib/dpa/AP

負傷した自分の子どもを抱きしめるパレスチナ人男性=10月30日、パレスチナ自治区ガザ地区/ Abed Rahim Khatib/dpa/AP

(CNN) 国連児童基金(ユニセフ)は5日までに、パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織「ハマス」とイスラエル軍との交戦などに巻き込まれて死傷する子どもは、1日あたり400人以上の割合になっているとの惨状を報告した。

声明によると、ハマスが先月7日にイスラエルへ大規模奇襲を仕掛けた後、同国軍が始めたガザ地区への25日間にわたる空爆や爆撃で死亡したとされる子どもは約3500人。負傷した子どもは6800人以上となっている。

ユニセフは「この現状が新たに常態化してはいけない」と訴え、人道上の観点からの即時停戦を改めて求めた。

今回の声明は、ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプが2日連続で空爆された後の今月1日に出された。この空爆により同キャンプで死亡した子どもの推定数字はまだ把握していないと指摘。ただ、現場の医療関係者はCNNの取材に、多数の子どもを含む数百人規模が死傷したと証言した。

ユニセフは、難民キャンプは国際法の下で保護されており、紛争の当事者には民間人を尊重し、攻撃の対象としない義務があると強調した。

イスラエル軍は、空爆はキャンプ内にいるハマスの戦闘員を標的にしたものであり、複数を殺害したと強調。民間人の犠牲者を最小限にするためあらゆる措置を講じているとも説明した。

これに対しハマスはキャンプ内に司令官の1人がいたとの主張を強く否定した。

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