製鉄所防衛の「英雄」が帰国 ウクライナ大統領が発表

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マリウポリの製鉄所は抵抗の象徴となったほか、ロシア軍が市内に進攻する際の最後のとりでの役割を果たしていた/Alexander Ermochenko/Reuters/FILE

マリウポリの製鉄所は抵抗の象徴となったほか、ロシア軍が市内に進攻する際の最後のとりでの役割を果たしていた/Alexander Ermochenko/Reuters/FILE

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ウクライナ南部マリウポリの製鉄所で防衛にあたった兵士ら5人が帰国したと明らかにした。

ゼレンスキー氏はSNS「テレグラム」への投稿で、「我々はトルコから帰国し、英雄たちを家に連れて帰る」などと述べた。

動画には、ゼレンスキー氏が飛行機に搭乗する前、空港で男性らに会い、抱き合っている様子が映っている。

ウクライナ国営通信社「ウクルインフォルム」によれば、その後、SNSに、ウクライナのリビウ市で、兵士やゼレンスキー氏がたくさんの人々の歓迎を受ける様子を捉えた動画が投稿された。

5人の兵士はマリウポリが陥落した後、ロシア軍に投降した。ロシア軍から解放された後は、捕虜交換の一環としてトルコに移されていた。捕虜交換の条件では、兵士らは戦争が終結するまでトルコに滞在することになっていた。

ゼレンスキー氏は、エルドアン大統領との会談のため、トルコを訪問していた。

マリウポリの包囲はおよそ3カ月間におよび、製鉄所は抵抗の象徴となったほか、ロシア軍が市内に進攻する際の最後のとりでの役割を果たしていた。

ロシア国営RIAノーボスチ通信によれば、ペスコフ大統領報道官は、トルコが兵士5人をウクライナに帰国させるよう北大西洋条約機構(NATO)から圧力を受けたと述べた。ペスコフ氏は、返還の条件にトルコとウクライナの双方が違反したと述べた。

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