ベラルーシに保管される戦術核兵器、第1弾が同国に到着 プーチン氏

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(CNN) ロシアのプーチン大統領は16日、サンクトペテルブルクで開催中の国際経済フォーラムで、ベラルーシに保管される戦術核兵器の第1弾が同国に到着したと明らかにした。

これに先立ち国営タス通信は同日、戦術核兵器の搬入に関連して、ロシアの主要捜査機関がベラルーシに事務所を開設したと報じていた。

ベラルーシはロシアの西でウクライナの長大な北部国境に接する国で、ロシアとは緊密な同盟関係にある。昨年2月にはロシアによるウクライナ侵攻開始を支援し、ロシア軍が北からウクライナ入りすることを許可した。

ロシアによる戦術核兵器の使用について、プーチン氏は「ロシア連邦の存立への脅威があれば理論的には可能」との認識を示した。

プーチン氏は「核兵器は広い意味での我が国の安全、そして国家の存立を保障するために製造される」とも述べ、「我が国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国よりも多くの核兵器を保有している。彼らはそれを知っており、削減交渉に躍起になっている」と指摘した。

ロシアの戦術核の移動に関する情報を受け、米ホワイトハウスは14日、ロシアが核兵器使用の準備を進めている形跡はないと説明。米当局者はまた、核兵器がベラルーシに向かっていることを示すロシア国内の動きは見られないと述べていた。

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