ザポリージャ周辺で100平方キロ超奪還 ウクライナ軍

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ウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊のロシア陣地に向けて多連装ロケット砲を発射するウクライナ兵士=6月13日/Anatolii Stepanov/AFP/Getty Images

ウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊のロシア陣地に向けて多連装ロケット砲を発射するウクライナ兵士=6月13日/Anatolii Stepanov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍参謀本部は15日までに、ウクライナ南東部の「ザボリージャ方面」で先週、100平方キロ超を奪還したと主張した。

参謀本部の幹部オレクシー・フロモウ氏は「先週、マラトクマチカ近くで3キロ、ベリカノボシルカの南で7キロ敵を後退させた」と述べた。

フロモウ氏の発言は、ザポリージャ方面で7集落を奪還したというウクライナ政府当局者の主張と一致している。

ロシア国防省によれば、同方面では複数の部隊のグループが2つの攻撃を退けるために「空爆、砲撃、 重火炎放射器システム」を用いたという。

フロモウ氏によると、ロシア軍はハルキウ州やドネツク州の戦線の一部で突撃作戦を展開するなど他の地域で前進を試みているが、バフムート周辺では劣勢に立っているという。

また、ドネツクの前線ではタブリアにいるウクライナ軍の部隊がブフレダール近くで戦術的陣地を有利なものにすべく1キロ前進したと主張しているという。ブフレダールはロシアによる侵攻が始まって以来、前線となっている。

フロモウ氏は、先週のノバカホウカの水力発電用ダムの決壊後、ロシア軍は「新たな防衛線への武器配備に注力している」と指摘した。

同氏によると、ロシア軍は今月最初の2週間で、140以上のミサイルと250のドローン(無人機)でウクライナのインフラを攻撃。「物流、産業施設、石油・ガス供給関連を標的にしている」という。

ロシア国防相は15日未明のミサイル攻撃ではドローン生産拠点を狙ったと明らかにした。

今月に入ってからこれまでのところ、ウクライナ軍の防空部隊はロシア軍の巡航ミサイルの74%、UAV(無人航空機)の約60%を撃墜したとフロモウ氏は主張している。

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