ベルギーが調査、ロシアへの越境攻撃に自国製銃器の使用で

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ベルギーのデクロー首相=3月24日、ブリュッセル/Pier Marco Tacca/Getty Images

ベルギーのデクロー首相=3月24日、ブリュッセル/Pier Marco Tacca/Getty Images

(CNN) ベルギーのデクロー首相は8日までに、ロシア南部ベルゴロド州での襲撃を名乗ったロシアの反プーチン政権勢力が、ウクライナに提供されたベルギー製の銃器を使ったとの情報の流出を受け調査を開始したことを明らかにした。

ウクライナへ供与されたベルギー製の武器はウクライナ領内の自衛のために用いられるとの条件が課されていると指摘。「この条件が厳密に順守されているのかを監視する」とした。

ベルギーのラジオ局の取材に「防衛当局や国防情報機関が調査を始めた」とし、「仮定の問題への即座の返答を求めないで欲しい。最初に何か明確なものを把握したい。ただ、これは深刻な問題である」との見解を示した。

ベルギー製銃器の使用については米紙ワシントン・ポストが最初に報道。ベルギー製の攻撃銃「FN SCAR」を持ち込んでいたと伝えた。

ウクライナはこの襲撃に直接関与していないと主張している。プーチン政権に反発するロシア人の志願者たちの軍事組織が先月、襲撃を実行したと宣言してもいた。

これら組織の「ロシア義勇軍団」と「自由ロシア軍団」は正式にはウクライナの軍事部門の正式な一翼とはなっていないが、ウクライナ軍の指揮下で参戦しているとされる。ウクライナ北東部と国境を接するベルゴロド州内で最近、複数回の攻撃を仕掛けたとし、ウクライナ戦争がロシア領内に飛び火した格好ともなっていた。

「ベルギー」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]