スーダンで72時間の停戦合意 米国務長官が発表

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スーダン首都ハルツームから立ち上る黒煙=21日/Maheen S/AP

スーダン首都ハルツームから立ち上る黒煙=21日/Maheen S/AP

(CNN) 国軍と準軍事組織の衝突が続くスーダンで、双方が新たに72時間の停戦に合意した。ブリンケン米国務長官が24日に発表した。

ブリンケン氏によると、直近48時間の集中的な交渉の結果、25日午前0時からの停戦で合意が成立した。

国軍と準軍事組織は過去10日間、イスラム教の祭日前などに何度か停戦を決めたが、いずれも失敗に終わっている。

ブリンケン氏は両者に「即刻かつ全面的」な停戦順守を求めるとともに、米国は地域、国際パートナーやスーダンの民間関係者と協力し、恒久的な戦闘停止に向けた交渉を監督するための委員会の設立を支援すると表明した。

今回の停戦が守られれば、必要な場所に食料や医薬品を届けることができる。ブリンケン氏はさらに、スーダンからの脱出を望んでいる「数十人の米国人」の安全な通行が可能になるとも述べた。

スーダンの首都ハルツームからは先週末、米政府機関の職員らが軍の作戦で退避し、現地の米大使館は一時的に閉鎖された。一方、国内に残る米民間人に対し、軍による大規模な退避作戦の予定はない。現在の情勢では安全が確保できないとの理由からだ。

ブリンケン氏は、国連の車列で陸路ハルツームから北東部の都市ポートスーダンへ向かうなど、現時点で可能なルートによる退避を支援していると説明した。

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