モスクで爆発、61人死亡 パキスタン北西部

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パキスタン北西部のモスクで爆発、死者

(CNN) パキスタン北西部ペシャワルにあるモスク(イスラム教礼拝所)で30日に爆発があり、地元警察によると少なくとも61人が死亡、約157人が負傷した。

救助作業が行われているモスクは警察の敷地内にあり、参列者は大半が警察官とされる。

CNNへの声明の中で、地元警察幹部は爆発について「おそらく自爆攻撃によるもの」と述べていた。シャリフ首相もこれと同じ見方を示している。

同首相は声明で「テロリストたちの望みは、パキスタンを守る任務に就く人々を標的にして恐怖を引き起こすことだ」と述べた。

パキスタンの反政府武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」の報道官は同日、攻撃への関与を否定する声明を発表。モスクや墓地など神聖な場所への攻撃は組織内で違法とされていると説明した。

ただこれに先駆け、TTPの関係者2人が爆発を昨年のTTP戦闘員殺害に対する「復讐(ふくしゅう)」と主張する声明を出していた。上記の報道官はこの声明についてコメントしなかった。

米国が国外のテロ組織と認定するTTPは、アフガニスタンとパキスタン両国で活動している。

パキスタン当局は現在捜査が行われているとしつつ、TTPの関与についてここまでどちらの主張も確認していない。

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