ロシア、北東部ハルキウ州に増援派遣 ウクライナ軍の進軍受け

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ハルキウ方面に向かって走行するロシアの軍用車両/Russian Defense Ministry Press Service via AP

ハルキウ方面に向かって走行するロシアの軍用車両/Russian Defense Ministry Press Service via AP

(CNN) ロシアがウクライナ北東部ハルキウ州で苦戦する部隊に増援を送っていることが分かった。ウクライナ軍が同州の要衝2都市の郊外に迫るなか、ロシア軍は対応を迫られている。

ウクライナ軍は今週初め以来、ロシア支配領域の内側に50キロあまり進軍。クピャンスクの西郊に到達したほか、イジュームに向けて南下している。

電光石火の進軍を受け、双方が戦略的要衝とみなすクピャンスクとイジュームをめぐる対決が近づいているとみられる。ロシアは現在、クピャンスクを補給用の鉄道拠点として使用。イジュームについては南方のドネツク州内を攻撃するための出撃拠点として用いている。

ロシアの軍事ジャーナリストが撮影した動画には、ロシアの複数のヘリがこの地域に到着し、積載していた装甲車少なくとも1両を降ろす様子が映っている。

このジャーナリストによると、ロシア軍はMi26ヘリを使ってハルキウ州内の部隊に追加の兵員と装甲車を送り、予備部隊をクピャンスクとイジュームの両都市に移動させているという。

その後の報告では、クピャンスクがウクライナ軍の火砲による攻撃を受けていること、オスキル川を渡る橋が深刻な損傷を受けたことも伝えた。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、ウクライナ軍がハルキウ州の30以上の集落を解放・掌握したと明らかにした。

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