ロシア人に対するビザ発給円滑化、完全停止で合意 EU

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EUのボレル外交安全保障上級代表(中央)がチェコとドイツの外相と話す=31日、プラハ/Katerina Sulova/CTK/AP

EUのボレル外交安全保障上級代表(中央)がチェコとドイツの外相と話す=31日、プラハ/Katerina Sulova/CTK/AP

(CNN) 欧州連合(EU)は非公式の外相会合をチェコ首都プラハで2日間にわたって開催し、EUとロシアの間で合意していたビザ発給の円滑化に関する取り組みを完全に停止することで合意した。

EUのボレル外交安全保障上級代表は会合後、記者会見で、今回の決定によって、手続きがより困難になり、時間がかかるようになることから、「EU加盟国による新規のビザ発給数は大きく減るだろう」と述べた。

ビザの発給はすでに一部のロシア人に対しては制限がかかっている。ボレル氏は、今回のビザ発給円滑化停止について、現時点では法律上の文言ではなく政治的な合意だと述べた。

今回の合意については、欧州理事会のような場で、全加盟国による承認が必要となる。

ボレル氏によれば、7月半ばから、ロシアから隣国に対する越境が大きく増加しており、そうした国々にとって安全上のリスクになるとの見方を示した。

ボレル氏は「多くのロシア人がウクライナでの戦争が存在しないかのようにレジャーや買い物のために旅行をしている。日常通りというのはあり得ない」と語った。

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