ザポリージャ原発の屋根に穴、付近にロシア軍の装甲兵員輸送車 衛星画像

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原発の衛星画像から、周囲の焼け焦げた穴が屋根に複数空いているのが確認された/Maxar Technologies/Reuters

原発の衛星画像から、周囲の焼け焦げた穴が屋根に複数空いているのが確認された/Maxar Technologies/Reuters

(CNN) ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポリージャ原発で、敷地内の建物の屋根に穴が4つ空いていることが、米衛星運用会社マクサー・テクノロジーズの衛星画像から明らかになった。付近にロシアの装甲兵員輸送車が少なくとも3両停車しているのも確認できる。

ロシアが任命したザポリージャ州の指導者、ウラジーミル・ロゴフ氏はこれらの穴について、ウクライナ軍による原発への攻撃で空いたものだと主張。SNSテレグラムの自身のチャンネルで穴の一つが写った写真を公開した。

CNNは建物の位置を特定するとともに、写真が本物であることを確認した。ただ、穴がウクライナ軍の攻撃で生じたとの主張については確認できていない。

ウクライナ政府はここ数週間、ザポリージャ原発や周辺地域で軍事攻撃を実施したことはないと繰り返し述べている。

衛星画像には、大型建造物の下にロシアの装甲兵員輸送車少なくとも3両が停車している様子も写っている。この建造物にはパイプが取り付けられていて、6基ある原子炉の全てにつながっている。

ロシアはザポリージャ原発に大型兵器を持ち込んだことはないと繰り返し主張している。建物の穴は原子炉のうち1基から約152メートルの距離にある。

CNNはウクライナ当局に同原発で軍事攻撃を行ったかどうか問い合わせたものの、これまでのところ返答はない。CNNはウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムにもコメントを求め、この建物の用途を尋ねている。

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