中国、台湾周辺で新たな軍事演習実施 米議員団の訪問受け

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14日、台北の空港に到着した米議員団/Taiwan Ministry of Foreign Affairs/Handout/Reuters

14日、台北の空港に到着した米議員団/Taiwan Ministry of Foreign Affairs/Handout/Reuters

(CNN) 中国軍は15日、台湾周辺の海域と空域で軍事演習を実施したと発表した。前日には米議会の議員団が台北を訪問していた。

中国軍東部戦区は演習について、「米国と台湾による政治的策謀への厳正な対応だ。両者の行動は台湾海峡の平和と安定を損ねる」「我々はあらゆる手段を講じ、断固として国家の主権及び台湾海峡の平和と安定を守る」と述べた。

台湾国防部(国防省)は同日、中国人民解放軍の軍用機30機と艦船5隻を台湾海峡で確認したと明らかにした。

米民主党のマーキー上院議員率いる議員団は14日、台北に到着。事前に発表のない2日間の訪台で、今月初めのペロシ下院議長に続く訪問だった。

ペロシ氏訪台に中国政府は怒りを示し、数日に及ぶ大規模な軍事演習を台湾周辺で行っていた。

今回台湾を訪問した議員は5人。マーキー議員の報道官は声明で、台湾訪問について、米国の台湾への支持を再確認し、台湾海峡の安定と平和を促進することが目的とした。

蔡英文(ツァイインウェン)総統は15日に議員団と会談し、「重要な時期」の訪問と台湾への支持を行動で表したことに感謝の意を示した。

蔡総統はまた、ロシアによるウクライナ侵攻で独裁体制が世界の秩序にもたらす脅威が浮き彫りになったと指摘。台湾周辺における最近の中国の軍事演習について、地域の平和と安定を「著しく乱している」との認識を示した。

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