ウクライナ戦争、終結はロシアの決定次第 国連事務総長

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キーウ(キエフ)到着後、メディアの取材に応じる国連のグテーレス事務総長/Andre Luis Alves/Anadolu Agency/Getty Images

キーウ(キエフ)到着後、メディアの取材に応じる国連のグテーレス事務総長/Andre Luis Alves/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) 国連のグテーレス事務総長は27日、ウクライナ戦争に触れ、「ロシアが終えさせる決定を下すまで」続くだろうとの見解を示した。

CNNとの会見で述べた。「戦争は会談を開いたことでは終わらないだろう」とし、「ロシアが終結を決め、停戦が実現し、重大な政治的合意が成立する可能性があった時に終戦となるだろう」と指摘。

「全ての会談を持つことは可能だが、戦争に終止符を打つ道筋にはつながらない」とも述べた。

グテーレス事務総長は26日にモスクワを訪れ、プーチン大統領と対面で会談し、人道支援や戦場から民間人を退避させる提案などを示した。結果的に、ロシア軍が包囲するウクライナ南東部マリウポリの製鉄所からの民間人などの避難に際し、国連や赤十字国際委員会が関与することなどで「原則同意」を得た。

また、事務総長はウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャでロシア軍の関与が疑われる戦争犯罪の調査での国連の役割について、独立的な調査の必要性を改めて繰り返した。

ロシア側はこれまでウクライナにおける民間人の大量殺害への関わりを一切否定。ブチャの路上に放置された遺体の画像については「偽物」と根拠を示さない主張を続けている。

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