ウクライナ、ロシア軍少将の殺害を発表

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ハリコフ周辺の森で破壊されたロシア軍車両を横切るウクライナ領土防衛軍の兵士=7日/Sergey Bobok/AFP/Getty Images

ハリコフ周辺の森で破壊されたロシア軍車両を横切るウクライナ領土防衛軍の兵士=7日/Sergey Bobok/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ国防省は7日、ウクライナ第2の都市ハリコフ近郊での戦闘で、ロシア軍のビタリー・ゲラシモフ少将を殺害したと発表した。

今回の発表では、ゲラシモフ少将が死亡した証拠は提示していないほか、同少将がいつ死亡したのかの詳細についても明らかにしていない。

ロシア国営メディアは8日、ゲラシモフ少将について言及していないが、ウクライナで死亡した他のロシア人の名前を発表した。

CNNはウクライナの発表について独自に確認が取れなかったほか、ロシア国防省からゲラシモフ少将についての質問の回答は得られなかった。米国防当局幹部によれば、米国でも今回の発表の確認が取れていない。

ウクライナ国防省は、多数のロシア軍将校が死亡したり負傷したりしたとも述べた。

国防省はロシア軍が通信関連の問題に直面しているともほのめかしている。英調査報道機関ベリングキャットの幹部はツイッターで、少将の死亡情報は安全措置が施されていないネットワークでの通話内容が傍受された結果かもしれないと指摘した。

英シンクタンク、国際戦略研究所(IISS)のフランツ・ステファン・ガディ特別研究員はCNNの取材に対し、ロシア軍少将が死亡したとの報告について、「ハリコフ近郊の戦闘の激しさを示している」と指摘。ただし、ウクライナ側の発表については、はっきりとはしていないとした。

ガディ氏は、今回の発表について、ロシア軍将校が軍隊の再編や集結のために前線で指揮を執り、士気が低いなかで兵士を攻撃へと駆り立てる必要があることを示唆していると指摘。このような手法を取れば、さらなる将校死亡の報告につながる可能性があると述べた。

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