希少なゴリラを殺した密猟者に禁錮11年 ウガンダ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ウガンダの希少なゴリラを殺害したとされる男に禁錮11年の実刑判決が言い渡された/Uganda Wildlife Authority/Twitter

ウガンダの希少なゴリラを殺害したとされる男に禁錮11年の実刑判決が言い渡された/Uganda Wildlife Authority/Twitter

(CNN) アフリカ東部ウガンダで、シルバーバックと呼ばれる希少なオスのゴリラを殺したとして罪に問われた密猟者の男に、禁錮11年の実刑判決が言い渡された。

死んだゴリラの「ラフィキ(スワヒリ語で『友だち』の意味)」は、観光客に絶大な人気のあるブウィンディ原生国立公園に生息していたが、6月1日に行方不明になり、翌日、公園内で切断された死骸が見つかった。

解剖の結果、ラフィキの腹部と内臓に、鋭利なもので傷つけられた痕があることが分かった。

数日後、当局は野生のイノシシ肉と狩猟道具を持った男を逮捕したと発表した。

調べに対して男は、ラフィキを殺したのは自衛のためだったと供述。仲間と一緒に狩猟に出かけたところ、ゴリラの群れに遭遇し、ゴリラが襲いかかってきたために突き刺したと主張している。

一緒に逮捕された男3人は現在も勾留中で、いずれも無罪を主張している。

ウガンダの野生生物保護当局者は実刑判決を受け、「ラフィキのために正当な判決が出たことに安堵(あんど)している。野生生物を殺す者たちにとっての前例としたい」と語った。

ラフィキの群れは、ブウィンディ原生国立公園南部のンクリンゴに生息していて、リーダーのラフィキのほか、若いオス3頭とメス8頭、子ども2頭、赤ちゃん3頭の17頭で構成されていた。

同国立公園には、世界のマウンテンゴリラの約半分が生息している。

「ウガンダ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]