「世界的停戦」へ米中英の支持取り付け、ロシアも賛同か マクロン仏大統領

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国連の停戦呼びかけをうけ、マクロン仏大統領は安全保障理事会常任理事国から支持を取り付けた/Dan Kitwood/Getty Images

国連の停戦呼びかけをうけ、マクロン仏大統領は安全保障理事会常任理事国から支持を取り付けた/Dan Kitwood/Getty Images

(CNN) フランスのマクロン大統領は14日夕、新型コロナウイルス流行中の世界的な停戦を求めたグテーレス国連事務総長の呼び掛けについて、米国や中国などの安全保障理事会常任理事国から支持を取り付けたと明らかにした。

ロシアのプーチン大統領についても、支持取り付けに向け楽観的な姿勢を示した。

マクロン氏はラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)とのインタビューで、すでに中国の習近平(シーチンピン)国家主席やトランプ米大統領、ジョンソン英首相が賛意を表明したと説明。プーチン氏についても「確実に賛同すると思う」としている。

各指導者との協議の詳細については明かさなかった。

ロシアのペスコフ報道官は15日、「我が国の参加に向け、専門家レベルで外交官が作業を進めている段階だ。この作業が完了し、他のパートナーの承認が得られ次第、声明を作成する」と述べた。

グテーレス氏の呼び掛けを受け、英国は2週間前に停戦計画への参加を決めた。

英外務省の報道官はCNNに対し、「英国は国連事務総長による世界的な停戦の呼び掛けを支持する。人道支援を実施する国連の能力を優先する」と表明した。

グテーレス氏は先月23日、戦争で引き裂かれた国では医療体制が崩壊し、残るわずかな医療従事者も戦闘中に標的にされていると警鐘を鳴らしていた。今月3日にも改めて停戦を呼び掛け、「今日の世界で行うべき戦いはただ一つ、一丸となって新型コロナウイルス感染症と戦うことだ」と訴えた。

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