ノルウェー沖で大型客船が故障、乗客乗員1300人の救出続く

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大型客船が故障、ヘリで乗客乗員を救出

(CNN) ノルウェー沖で23日、乗客乗員1300人を乗せた大型客船がエンジン故障で立ち往生し、同国チームによる救出作業が続いている。

救助本部の報道担当者によると、スイスのクルーズ会社、バイキング・クルーズが運航する「バイキング・スカイ」号は同日、悪天候下での航行中にエンジンが故障したとして、ノルウェー西岸沖から救難信号を出した。現場海域の波の高さは6~8メートルに達しているという。

ヘリコプターが乗客乗員を順に救出しているが、作業は24日までかかる可能性がある。23日夜の時点で救出された約115人のうち、少なくとも8人が軽傷を負っていた。船に残った人々にけががあるかどうかは不明だという。

乗客の1人、米カリフォルニア州在住の女性は、救出の順番を6時間待ち続けていると話した。乗客は食事や飲み物を与えられ、大半が落ち着いて行動しているという。

バイキング・スカイ号はエンジンのうち1基しか作動していない状態。救助チームは、船が自力で乗客らを安全な港まで運べるよう修理を試みている。

大型客船がエンジン故障で立ち往生している=23日/Odd Roar Lange/NTB scanpix/AP
大型客船がエンジン故障で立ち往生している=23日/Odd Roar Lange/NTB scanpix/AP

現場には当初、ヘリコプター5機と数隻の船が派遣されたが、近くで貨物船のエンジンが停止したため、一部はそちらの乗員の救助に向かった。

バイキング・スカイ号は2017年就航で、乗客の定員は930人。ノルウェー北部トロムソから南西部スタバンゲルへ向かっていた。

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