キャメロン英外相、トランプ氏と会談へ
(CNN) 英国のキャメロン外相は8日夜、トランプ前米大統領とフロリダ州にあるトランプ氏の自宅「マール・ア・ラーゴ」で会談する。キャメロン氏の訪米に詳しい人物2人がCNNに明らかにした。
キャメロン氏は今週、ワシントンでブリンケン米国務長官と会談する予定。英政府の報道官によると、閣僚と提携国の野党候補が会談を手配するのは「普通の慣行」だという。
ワシントンではバイデン政権の他の閣僚や連邦議会議員とも議論の場を設け、英米が優先事項として共有する幅広い問題に焦点を絞って協議すると、同報道官は述べた。具体的にはウクライナに対する国際的な支援の確保と、中東の安定化などが議題に上る見通し。
キャメロン氏はかねて、米国の議員らに対し、ウクライナへの追加支援を盛り込んだ法案を可決するよう強く求めている。米下院のジョンソン議長はこれまでのところ、当該の法案の採決を拒否。過去には超党派による解決を目指した複数の取り組みが、トランプ氏の関与で失敗に終わってきた。
一方、パレスチナ自治区ガザ地区での戦争を巡っては、トランプ氏とキャメロン氏は共にここ数日でイスラエルに対する批判の声を上げている。