米裁判所、トランプ氏の起訴取り下げ請求退け ジョージア州選挙干渉事件

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トランプ氏(右)の起訴取り下げ請求をジョージア州のS・マカフィー判事が退けた/Getty/Reuters via CNN Newsource

トランプ氏(右)の起訴取り下げ請求をジョージア州のS・マカフィー判事が退けた/Getty/Reuters via CNN Newsource

(CNN) 2020年米大統領選の南部ジョージア州での選挙干渉事件を巡る裁判で、同州フルトン郡上位裁判所のスコット・マカフィー判事は4日、トランプ氏の起訴取り下げ請求を退けた。

今回の判断により同裁判は公判に向けて前進した。ただし、マカフィー氏はトランプ氏と14人の共同被告人の公判日をまだ決めていない。同郡のファニ・ウィリス地区検事は8月にも公判に臨む意向を示している。

トランプ氏は、犯罪とされたものは政治的な言論であり、言論の自由を定める憲法修正第1条で保護されるとして、起訴取り下げを請求していた。

トランプ氏の請求を退けた理由について、マカフィー氏は「被告の表現と言論は犯罪行為を助長するためだった疑いがある」などと説明した。

マカフィー氏は共同被告人による同様の主張も退けている。また、連邦地裁のタニヤ・チュトカン判事もトランプ氏の同様の主張を退けている。

トランプ氏の弁護を主導するスティーブ・サドー氏は声明で、トランプ氏と他の被告はマカフィー氏の判断について「尊重しつつも反対」すると明らかにし、対応を検討するとの考えを示した。

サドー氏は先月の審問で、トランプ氏の選挙結果を覆そうとした動きは「核心的な政治的言論 」だと主張していた。

一方、フルトン郡のドナルド・ウェイクフォード検事は、憲法修正第1条の主張は公判前の申し立てではなく、陪審によって審理されるべきと指摘。また、トランプ氏が起訴されたのは、犯罪行動の一環として選挙活動中に意図的に嘘(うそ)をついたからだと主張した。

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