「長崎や広島のように」 ガザ衝突の「手っ取り早い」終結、米議員が主張

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米下院議員、ガザ紛争の早期終結へ「爆弾」投下を

(CNN) 米共和党のティム・ウォルバーグ下院議員が、パレスチナ自治区ガザ地区の戦争について「手っ取り早く終わらせるため、長崎や広島のような」爆弾を投下すべきだと発言した。本人は比喩だったと主張している。

ウォルバーグ議員は3月25日に地元ミシガン州で行った演説の中で、ガザ地区に対する支援を打ち切るべきだと主張して、第2次世界大戦中に米国が原爆を投下した広島と長崎に言及した。

SNSに投稿された動画には、ウォルバーグ議員の音声が収録されている。米国がガザの人道支援のために仮設の港を建設する理由について質問された同議員は、これ以上のガザ人道支援はすべきではないと述べ、「我々は人道支援にびた一文使うべきではない」と力説。「ナガサキやヒロシマのようにすべきだ。手っ取り早く終わらせよう」と語った。

事務所からCNNに提供された発言記録によれば、ウォルバーグ議員は「ウクライナも同じだ。早くプーチン(・ロシア大統領)を打ち負かそう。ウクライナの80%を人道目的に使うのではなく、ロシアを壊滅させるための80~100%であるべきだ」と付け加えていた。

この発言についてウォルバーグ議員はX(旧ツイッター)への投稿で、核兵器の使用を示唆したわけではないと釈明。「冷戦時代に育った私にとって、何よりも支持できないのが核兵器の使用だ。短縮された映像の中で、私は比喩を使って、イスラエルとウクライナができるだけ早く戦争に勝利する必要があると伝えた。私の理屈は伝えられているのとは正反対だ。戦争が早く終わるほど、戦渦に巻き込まれる罪のない人々の命は減る」と強調している。

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