バイデン米大統領に7人目の孫、認めるまでに4年を要した理由

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ジョー・バイデン大統領(左)と息子のハンター氏=2月、米ニューヨーク州/Elizabeth Frantz/Reuters/FILE

ジョー・バイデン大統領(左)と息子のハンター氏=2月、米ニューヨーク州/Elizabeth Frantz/Reuters/FILE

(CNN) 米国のバイデン大統領夫妻は過去4年間、父子鑑定で自分たちの孫娘だと分かった4歳の女の子についてどう説明するか、息子のハンター・バイデン氏の対応を見守ってきた。

その結果、この孫娘については何も口にしなかった。

事情に詳しい関係者によると、当初ハンター氏は自分が父親であることを否定し、その後この子の父親になった記憶はないと主張。子どもの養育をめぐってアーカンソー州の裁判所で争っていたことから、この子のことを公に認めないよう、大統領夫妻に求めていたという。

しかしこの事実は家族思いというバイデン大統領のイメージとは相いれず、政敵の批判の的にもなった。そこで大統領は沈黙を破る機会を模索し始めた。

大統領は7月28日、孫娘のネイビー・ジョーン・ロバーツちゃんの存在を初めて公式に認めた。発表はこの日遅く、国民の大半がニュースを見なくなる金曜夜というタイミングで行われた。さらにバイデン大統領は、前の週に録音されて同月31日に公開されたポッドキャストの中でさりげなく、それまで6人としていた孫の数を7人に変更した。

ネイビーちゃんの母親のルンデン・ロバーツ氏は4月に裁判所に提出した書面の中でハンター氏について、4歳の娘とは「会ったことも接触したこともない」と述べ、大統領夫妻については孫娘と「疎遠状態が続いている」とした。ハンター氏は月額2万ドル(約290万円)の養育費について、支払う余裕がないとして減額を申し立てていた。

先月、子どもの養育をめぐる裁判は和解が成立し、ハンター氏は手持ちの絵画の一部を娘に与えることに同意。ロバーツ氏は娘の姓を「バイデン」に変更する請求を取り下げた。

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