五大湖上空で発射のミサイル、最初の1発は命中せず 情報筋

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北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のバンハーク司令官/Drew Angerer/Getty Images/FILE

北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のバンハーク司令官/Drew Angerer/Getty Images/FILE

(CNN) 米ミシガン州のヒューロン湖上空で12日に米軍のF16戦闘機が飛行物体を撃墜した際に、1発目のミサイルは目標に命中しなかったと、この問題について説明を受けた関係者3人がCNNに語った。

米国防総省もホワイトハウスも、最初の1発が目標を外したことは明らかにしていなかった。ただ、米北方軍と北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のグレン・バンハーク司令官は12日、記者団に対し、飛行物体が小型だったことから捕捉して照準を定めるのが難しいと語っていた。

レーダー誘導式のミサイルを使った場合、物体が小型だったことから成功の可能性は低くなるとバンハーク司令官は指摘。同機に搭載された機関砲を使って撃墜することも難しく、「いずれの状況でもパイロットは、この大きさでは達成不可能と感じていた」と説明した。

そこでパイロットは、物体と周囲の熱の違いを感知できる短距離ミサイル「AIM―9Xサイドワインダー」を使用することにした。それでも1発目は目標に命中しなかったと関係者は話している。このミサイルがどうなったのかは分かっていない。

バンハーク司令官は12日、「いずれにしても、巻き添え被害の可能性を確実に抑えるために、細心の注意を払っている」と述べる一方、ミサイルが命中しなかったことは確認していない。

CNNは国防総省にコメントを求めている。

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