米テネシー州で山火事、1万1000世帯が避難

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米テネシー州ウェアズバレーの住民の女性が撮影した山火事の様子=3月30日/Facebook/Mel Watson

米テネシー州ウェアズバレーの住民の女性が撮影した山火事の様子=3月30日/Facebook/Mel Watson

(CNN) 米南部テネシー州セビア郡のグレート・スモーキー山脈国立公園付近で発生した山火事は3700エーカー(約15平方キロ)以上に拡大し、100棟超の建物が影響を受けている。同郡のウォーターズ郡長が3月31日の記者会見で明らかにした。

30日に山火事が発生して以来、約1万1000世帯が避難しているという。31日午後時点の鎮火率は30%だ。

郡長によると、消防士2人が「軽傷」を負い、さらにブルドーザーでの作業中に炎に包まれた男性1人が負傷したという。男性のその後の容体については不明。死亡者や行方不明者の報告はないという。

これまでに郡の車両4台と州の車両1台の計5台の消防救助車両が損傷した。

ピジョン・フォージやガトリンバーグなどへの強制避難命令は今後も継続されるという。

山火事を受けセビア郡の学校は31日に「生徒、保護者、職員のことを考えて念のため」授業を中止するとウェブサイトにメッセージを掲載した。

一方、郡当局によると、山火事で避難する人々を受け入れるために、少なくとも3つの避難所が開設された。

郡長は「州内各地から」消防隊員が支援のために「押し寄せている」と述べ、消火に当たっている消防隊や森林管理職員に感謝の意を示した。「このチームがいなかったら、この山火事はもっと悲惨なことになっていたかもしれない」と語った。

この地域は夜通し強風警報が出ていた。31日の日中は風が弱まったものの、国立気象局によると、夜まで最大風速約13メートルの強風が予想され、場所によってはさらに強い風が吹く可能性があるという。

郡長によると、火災の原因はまだ特定されていない。

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