トランプ氏、プーチン氏称賛を擁護 ウクライナ大統領は「勇敢」

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保守政治活動会議で演説するトランプ前米大統領=26日、フロリダ州オーランド/John Raoux/AP

保守政治活動会議で演説するトランプ前米大統領=26日、フロリダ州オーランド/John Raoux/AP

(CNN) 米国のトランプ前大統領は26日、ロシアのプーチン大統領に対する称賛について擁護する姿勢を示したほか、ウクライナのゼレンスキー大統領については「勇敢な男」と語った。トランプ氏は先ごろ、プーチン氏がウクライナ東部のルガンスクとドネツクの独立を承認した動きについて、「天才的」な行為などと称賛していた。

トランプ氏の今回の発言は、フロリダ州オーランドで開催された政治イベント「保守政治活動会議(CPAC)」の中で出た。

トランプ氏は、プーチン氏を「賢い」とたたえたことについては撤回する姿勢を見せなかった。

トランプ氏は「問題なのはプーチン氏が賢いことではない。もちろん、彼は賢い。問題は、我々のリーダーが無能なことだ」などと述べた。

トランプ氏は過去にも独裁政権を称賛したりする発言をしていた。トランプ氏はプーチン氏に加えて、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記や中国の習近平(シーチンピン)国家主席に対しても肯定的な発言をしたことがある。

しかし、今回イベントに参加した共和党議員はプーチン氏への称賛とは距離を置いた。登壇した共和党議員はバイデン政権に対する批判ではトランプ氏と足並みをそろえたものの、プーチン氏を称賛することはなかった。

トランプ氏は、ロシアのウクライナに対する攻撃について「ぞっとする」とし、暴力や残虐行為が起きるべきではなかったとも述べた。トランプ氏は、米軍のアフガニスタンからの撤退が悲惨な結果となったのを目撃したことでプーチン氏がウクライナ侵攻を決断したとの見方を示した。

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