米上院議員２人がコロナ陽性、１人はブレークスルー感染

（ＣＮＮ） 米上院のエリザベス・ウォーレン議員（民主党）とコリー・ブッカー議員（民主党）が新型コロナウイルス検査で陽性と判定されたことが分かった。両議員が１９日、公式ツイッターアカウントへの投稿で明らかにした。

ウォーレン議員は新型コロナのワクチン接種とブースター（追加接種）を済ませおり、症状は軽いとしている。同議員は先週、休会に入る前まで議会に出席していた。

「私は定期的に新型コロナの検査を受けていて、この週の前半の検査では陰性でしたが、今日はブレークスルー症例で陽性になりました。幸いにも私が経験している症状は軽く、ワクチン＆ブースターのおかげで重症化に対して守られていることに感謝します」。ウォーレン議員はそうツイートし、「全土で症例数が増える中、まだ済ませていない皆さんに、できるだけ早期のワクチンとブースターを呼びかけます。共に命を救うことができるのです」と訴えた。

米国では新型コロナウイルスのオミクロン変異株の影響で、再び症例数が急増している。米ジョンズ・ホプキンス大学の統計によると、１日当たりの新規症例数は１８日現在の平均で１２万６９６７例に達した。この数字は１１月初旬の時点では約７万人にまで減っていた。

世界保健機関（ＷＨＯ）によると、オミクロン株は１．５～３日ごとに倍増するペースで感染拡大が報告されている。米疾病対策センター（ＣＤＣ）のロシェル・ワレンスキー所長は１７日、米国では今後数週間でオミクロンが「主流株」になるとの見通しを示した。