新学期迎え教職員13人が新型コロナで死亡 米フロリダ州マイアミデード郡

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学校前には社会的距離の確保などを促す文言が掲げられた=2020年10月5日、米フロリダ州マイアミデード郡/Wilfredo Lee/AP

学校前には社会的距離の確保などを促す文言が掲げられた=2020年10月5日、米フロリダ州マイアミデード郡/Wilfredo Lee/AP

(CNN) 米フロリダ州マイアミデード郡の公立学校で、8月16日以来13人の教職員が新型コロナウイルスのために死亡した。同学校区や教員組合が7日、CNNに明らかにした。

教員組合のカーラ・ヘルナンデスマッツ代表によると、13人の内訳は、教員4人、警備監視員1人、食堂スタッフ1人、スクールバスの運転手7人。全員がワクチンを接種していなかった。

同学校区によると、新年度の統計を取り始めた8月13日以降に陽性と判定された児童生徒は147人、教職員は186人。マイアミデード郡では同月23日から新学期が始まった。

マイアミデードはフロリダ州で最大の学校区。州知事令に反してマスク着用を義務付けている数少ない学校区のひとつでもある。

7日にはマイアミデード学校区の教職員のためにワクチン接種会場が開設され、開始から数時間で40人が訪れて1回目の接種を済ませたという。

「誤った情報が不安をかき立てている」とヘルナンデスマッツ氏は述べ、マイアミデード郡ではアフリカ系米国人のワクチン接種率が平均より大幅に低い30%にとどまっていると指摘。死亡した教職員13人は全員がアフリカ系米国人だったと話している。

マイアミデード学校区は週内に教育委員会に提出する提案で、ワクチン接種証明書を提示したフルタイムとパートタイムの教職員に275ドル(約3万円)の一時金を支給することを求める。

教員組合の調査によれば、教員の85%は1回以上のワクチン接種を済ませたと同学校区は説明している。

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