トランプ前米政権、CNN記者の通信記録を密かに入手

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CNN記者の通信記録をトランプ前米政権が密かに入手していたことが分かった/Stefani Reynolds/Bloomberg/Getty Images

CNN記者の通信記録をトランプ前米政権が密かに入手していたことが分かった/Stefani Reynolds/Bloomberg/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ前米政権がCNN記者の2017年の電話と電子メールの記録を密かに見つけ、入手していたことが21日までに分かった。連邦検察官が漏洩(ろうえい)に関する調査の過程で、ジャーナリストを標的に強気の措置を講じている実態を示す最新の事例となった。

米司法省は今月13日付の書簡で、CNNの国防総省担当のバーバラ・スター記者に対し、検察官らが同記者の電話及び電子メールの記録を入手していたと伝えた。期間は17年6月1日から同年7月31日までの2カ月間だという。

書簡にはスター記者の国防総省での内線番号とCNNの省内ブースの電話番号のほか、同記者の自宅の電話並びに携帯電話の番号、仕事用と個人用の電子メールのアカウントが記載されていた。

当該の調査が開始された時期や、どの司法長官の下で実施されたのかは不明。またトランプ政権がスター記者の記録から何を探し出そうとしていたのかもわかっていない。司法省はこれらの記録について、昨年見つかったことを確認したが、詳しい背景は明らかにしなかった。

司法省の当局者は、スター記者がいかなる調査の対象にもなっていないことを確認した。

トランプ前政権が司法省を通じてジャーナリストの通信記録を密かに入手したり、トランプ氏の支持者に批判的な人物を特定したりしていたことが分かったのは過去数週間で3度目となる。

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