J&Jのワクチン、1億回分を追加購入へ バイデン米大統領

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バイデン氏はJ&Jの新型コロナワクチンを1億回分追加購入することを発表した/Oliver Contreras/Pool/Getty Images

バイデン氏はJ&Jの新型コロナワクチンを1億回分追加購入することを発表した/Oliver Contreras/Pool/Getty Images

ワシントン(CNN) 米国のバイデン大統領は10日、保健福祉省に対して、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の開発した新型コロナウイルス向けワクチンを1億回分追加購入するよう指示を出したと明らかにした。

バイデン政権とJ&Jは、いつ1億回分のワクチンが入手できるようになるのか交渉を行う必要がある。J&Jが生産を増やしていることから、今年後半には入手できるようになる可能性が高い。

バイデン氏は、J&Jと、ワクチンの製造を支援しているメルクの幹部と一緒に並び、「この1年間のこの暗いトンネルが終わる光がある。しかし、今、警戒を緩めたり、勝利は間違いないと思い込んだりしてはいけない。ともにこのパンデミックを乗り越え、より健康でより希望のある未来へ向かおう」と語った。

ホワイトハウスは9日、知事らに対して、40万回分未満のワクチンが来週にも入手できるとしていたが、この数は当初の見込みよりも少なかった。

バイデン氏は先週、5月末までに米国のすべての成人が接種するのに十分な量のワクチンを確保すると発表した。これはバイデン政権が当初発表した期限を2カ月前倒しするものだった。

今回の追加購入で予定が前倒しされることはないが、年内の米国内のワクチンの積み増しにはつながりそうだ。

新しい目標はメルクとJ&Jというライバル企業による珍しい連携によって実現された。ホワイトハウスによれば、国防生産法を通じて、メルクの施設2カ所でJ&Jのワクチンを製造できるようにするという。

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