米感染者1600万人突破、CDC諮問委もワクチン使用を提言

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米国で新型コロナウイルスの感染者が累計で1600万人を超えた/Mario Tama/Getty Images

米国で新型コロナウイルスの感染者が累計で1600万人を超えた/Mario Tama/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大が続く米国で12日、感染者の累計が16万人を突破した。米疾病対策センター(CDC)の諮問委員会は同日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンについて、16歳以上を対象とした接種を提言。これを受け、週明けには全米に同ワクチンの第1弾が配布される見通しとなった。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米国内の感染者は800万人に達するまで8カ月半以上かかったが、その後2カ月足らずで1600万人を超えた。

11日の死者は3300人超、新規感染者は23万1700人超と、いずれも過去最多を記録。入院患者は全米で10万8000人超と、少なくとも6日連続で最多記録を更新した。

米食品医薬品局(FDA)が11日に緊急使用許可(EUA)を出したファイザーのワクチンについては、CDC諮問委が12日に採決を行い、使用勧告を決めた。最終的にレッドフィールドCDC所長の承認を経て、接種が始まる見通し。

ワクチン開発を促進してきた米政府の計画「ワープスピード作戦」のグスタフ・ペルナ最高執行責任者(COO)が12日の記者会見で語ったところによると、ワクチンは14日に全州の計145カ所に届けられる予定。続いて15日には425カ所、16日に66カ所に配布され、第1弾の供給が完了する。

FDAのハーン長官は同日の会見で、FDAの専門家による判断を全面的に信頼していると述べ、自身も接種を受けると表明した。

アザー厚生長官は18日のテレビインタビューで、ワクチン接種が受けられる米国民は今月末までに約2000万人、1月末までに約5000万人、2月末までに少なくとも1億人に達するだろうと述べた。

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