米CDC元局長、新型コロナウイルスを「恐れるべき」

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米疾病対策センター(CDC)のジェフリー・コプラン元所長は、新型コロナウイルスについて恐怖心を抱くようにとの見方を示した/Scott Olson/Getty Images

米疾病対策センター(CDC)のジェフリー・コプラン元所長は、新型コロナウイルスについて恐怖心を抱くようにとの見方を示した/Scott Olson/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)のジェフリー・コプラン元所長は10日、新型コロナウイルスへの万全な恐怖心を抱くよう米国民に訴えた。

CNNが催した新型コロナに関連する市民との対話集会で強調した。感染し一時は入院したトランプ大統領による、自らの人生を新型コロナに支配されてはいけないなどとする米国民向けの発言への反論の形ともなっている。

コプラン博士は、違った局面にあったのなら死ぬ必要がなかったはずの21万人を超える国民が新型コロナの犠牲になった現状に言及。

命を守るのに資する状況は公衆衛生の専門家の言葉に耳を傾け、公衆衛生上の対策に応じることだと主張。ただ、「仮に上司や司令系統の上層部があなたを支援せず、偽った情報を流し、重要なニュースや講じる必要がある行動を見くびるのなら、機能しない」と強調した。

その上で方向を変えることは出来るとの考えを表明。「今、始めることが出来るし、そうすべきだ」とも説き、米国内の一部では適切な対応策が実施されている」とも説明。

「指導者がこのウイルスとの闘いであなたに背く行動を取るなら、ウイルスはさらなる破壊をもたらす非常に強力な競争相手ともなる盟友を持つことになる」とも続けた。

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