開放されたビーチに大量のごみ、パラソルやテントまで 米フロリダ州

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外出制限が緩和されたフロリダのビーチ。大勢の人出に伴い大量のごみが残る事態に/Malcolm Denemark/Floriday Today/USA Today

外出制限が緩和されたフロリダのビーチ。大勢の人出に伴い大量のごみが残る事態に/Malcolm Denemark/Floriday Today/USA Today

(CNN) 米フロリダ州で外出制限が緩和され、開放されたビーチには多くの人出とともに、大量のごみが押し寄せている。

同州ブレバード郡の都市ココアビーチでも、今月最初の週末からビーチが開放された。地元の清掃奉仕団体によると、1週目に集めたごみは297袋分。1袋の重さが18キロとして計5.4トン近い量になる。同団体の責任者によれば、市外からの日帰り客がパラソルやテント、チェアを使い捨てにして放置する例も多く、実際の総重量はさらに大きかったと推定される。

先週末も305袋分のごみが集まった。例年ならこの時期は1日当たり30~40袋が目安だ。

今月2日、再び開放されたビーチを訪れた人々/Craig Bailey/Florida Today/USA Today
今月2日、再び開放されたビーチを訪れた人々/Craig Bailey/Florida Today/USA Today

同団体のスタッフやボランティア要員は通常、市内のビーチに置かれたごみ箱100個の中身を1日に3回収集し、さらにポイ捨てのごみも拾っている。現在のごみの量は5月のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)、7月の独立記念日など、人出の集中する連休に相当するという。

プラスチックごみなどが風に飛ばされ、海洋生物に影響を及ぼす事態も懸念されている。

地元警察は注意喚起の声明を出し、ビーチでのポイ捨てには250ドル(約2万7000円)の罰金を科されることもあると強調した。

ポイ捨てなどを取り締まるため、先週末は私服組も含めた警官隊がビーチに配置された。だが実際には、ごみを捨てた本人であることが証明できなければ検挙できない。先週末にポイ捨てでつかまったのは1人にとどまったという。

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