ヘイリー前国連大使、「トランプ氏側近が政策阻止を打診」 米紙報道

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米国のヘイリー前国連大使がトランプ氏の側近から政策阻止への協力を要請されたと告白/Drew Angerer/Getty Images

米国のヘイリー前国連大使がトランプ氏の側近から政策阻止への協力を要請されたと告白/Drew Angerer/Getty Images

ワシントン(CNN) 米国のヘイリー前国連大使は近日発売の回顧録の中で、ティラーソン前国務長官とケリー前首席補佐官がトランプ大統領の政策を阻止する試みに自身を引き込もうとしたと明かした。米紙ワシントン・ポストが伝えた。

2人は「国を救うためだ」としてヘイリー氏に助力を求めたが、ヘイリー氏は拒否したという。ワシントン・ポストは12日の発売に先駆けてヘイリー氏の回顧録を入手。CNNは同書を確認していない。

ヘイリー氏は本の中で「ケリー氏とティラーソン氏は私に対し、大統領に抵抗する場合、それは不服従ではなく、国を救う試みだと明かした」と記している。

ティラーソン氏からは、トランプ氏に歯止めをかけなければ死者が出ると告げられたこともあった。だがヘイリー氏は、他のホワイトハウス当局者がトランプ氏の外交政策上の判断を阻止もしくは遅延させようとする場合でも、自分はトランプ氏の判断をおおむね支持すると返答したという。

ヘイリー氏は10日放送のCBSテレビの番組で、大統領の足をすくおうとする両氏の試みを「不快」と形容。「本来なら大統領の元に出向いて相違点を説明し、大統領の行動が気に入らないなら辞任すべきだ」「危険かつ違憲であり、米国民の望みにも反している」とした。

ティラーソン氏はポスト紙からコメントを求められたものの回答していない。ケリー氏は詳しい言及を控えたが、もし大統領が十分な情報を基に判断を下せるよう、政府内からの最善のアドバイスを伝えたことが「トランプ氏に逆らう」行動に当たるのであれば、「確かにその罪はある」としている。

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