米下院民主党、ホワイトハウスに召喚状 ウクライナ文書の提出命令

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米下院民主党がホワイトハウスに対し、ウクライナ絡みの記録の提出を命じた/Alex Wong/Getty Images

米下院民主党がホワイトハウスに対し、ウクライナ絡みの記録の提出を命じた/Alex Wong/Getty Images

(CNN) 米下院民主党は4日、ホワイトハウスにウクライナ関連文書の提出を命じる召喚状を出した。トランプ大統領に対する弾劾(だんがい)調査を加速させた形だ。

これとは別に、弾劾調査を主導する下院3委員会は、ペンス副大統領に文書提出を求める書簡を送った。書簡はトランプ氏個人およびウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談をめぐる調査の一環。

召喚状はカミングス監視委員長が出したもので、ホワイトハウスにウクライナ絡みの文書ややり取りの記録を求める内容。カミングス氏の今週のメモによると、7月25日に行われたゼレンスキー大統領との電話会談、対ウクライナ支援の保留、トランプ氏の顧問弁護士を務めるジュリアーニ氏がウクライナにバイデン前副大統領と天然ガス会社ブリスマの調査を要請した件の関連資料が対象となる。

カミングス氏とシフ情報委員長、エンゲル外交委員長はホワイトハウスに宛てた書簡で、「トランプ大統領が我々と米国をこうした立場に追い込んだのは大変遺憾だが、彼の行動によって召喚状を出す以外に選択肢がなくなった」と述べた。

これに対し、ホワイトハウスは召喚状を重大視しない姿勢を示し、「この召喚状では何も変わらない。単にさらなる文書を要求し、時間を浪費し、税金を費やすだけであり、最終的には大統領の行動に不正な点がなかったことが示されるだろう」としている。

一方、ペンス氏への文書提出要求を受け、民主党が文書提出を求めている政権当局者やトランプ氏側近のリストに副大統領も加わる形となった。

3委員長はペンス氏に対し、今月15日までの文書提出を求める書簡を送付。自主的に提出しない場合、ペンス氏に対しても召喚状が出る可能性がある。

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