虐待犬の放置は飼い主のでっち上げ、無料で治療受けさせる狙い 米

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虐待を受けた犬が放置されていたという話は全て飼い主のでっち上げだった/Butler County Sheriff's Office

虐待を受けた犬が放置されていたという話は全て飼い主のでっち上げだった/Butler County Sheriff's Office

(CNN) 米オハイオ州バトラー郡の保安官事務所は26日、口の周りを粘着テープで巻かれ、喉元をかき切られた犬が道路脇に放置されていたという話は全て、治療費負担を免れようとした飼い主のでっち上げだったと発表した。

当局は23日のプレスリリースで、ダニという犬が散歩中だったマディソン・タウンシップの住民に発見され、すぐに病院に運ばれたと発表した。

しかし保安官事務所が捜査した結果、この話は全てでっち上げだったと判断した。ダニの発見を届け出た人物は、実はダニの飼い主だったという。

飼い主から事情を聴いた結果、ダニは有刺鉄線のフェンスで喉に切り傷を負っていたことが判明。飼い主は病院を受診する金銭的余裕がなかったことから、無料で治療してもらおうと、虚偽の話をでっち上げていた。

口の周りを粘着テープで巻かれていたという話も虚偽だった。口の周りの傷は、ダニが家の中の物を噛(か)んだりもう1匹の犬に吠え掛かったりするという理由で、飼い主が1日に何時間も口輪をはめていたことが原因だった。

捜査の結果、今回の事件がバトラー郡の管轄ではなかったことも分かり、保安官事務所は隣接地区と連携して対応に当たる方針。

飼い主が何らかの罪に問われているのかどうかは分かっていない。

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