コンビニ利用客2000人、A型肝炎感染の恐れ 米ユタ州
(CNN) 米西部ユタ州ソルトレークシティー近郊でコンビニエンスストア「セブン・イレブン」の店舗を利用した客2000人前後にA型肝炎ウイルス感染の恐れがあることが分かり、地元保健当局が警告を発している。
警告の対象は、同州ウェストジョーダン市内のある店舗を12月26日~1月3日の間に利用した住民。当局によると、A型肝炎に感染した従業員が発症中に出勤し、店内の商品に触れていたとみられる。この地域では昨年8月からA型肝炎が流行している。
当局はこの店舗で期間中にトイレを使ったり、ドリンクバーの飲み物や生の果物、ホットスナックなどを買って食べたりした客に対し、保健当局に連絡して予防的な注射の情報を得るよう呼び掛けている。
この店舗の通常の売上データから、対象客は約2000人と推定される。8日午後までに256人が注射を受けるよう指示された。
A型肝炎は感染力が強く、人の手を介して汚染された食べ物を食べたり、水を飲んだりしてうつることが多い。15~50日の潜伏期間を経て吐き気やおう吐、発熱などの症状が出る。
当局は食品を扱う業者らに対し、従業員に予防接種を受けさせるなどの対策を改めて呼び掛けている。