「サウジ王族がアルカイダ支援」 米同時テロ元被告が証言

「サウジ王族がアルカイダ支援」

ワシントン(CNN) 2001年の米同時多発テロ事件で有罪判決を受けたザカリアス・ムサウイ受刑者が、国際テロ組織アルカイダの支援者のなかにサウジアラビアの王族がいたと証言していたことが5日までにわかった。一方、在米サウジ大使館はこの証言について「主張を裏付ける証拠はない」と一蹴している。

犠牲者遺族が起こした民事訴訟に関連して提出された宣誓証言のなかで語ったもので、証言は昨年10月に行われた。ムサウイ受刑者は06年に終身刑の判決を受け、コロラド州の刑務所で服役中だ。

証言によれば、ムサウイ受刑者は1990年代後半、アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者から支援者のデータベースを作成するよう命じられた。支援者のなかにはサウジの王族が数人含まれ、同国の情報機関のトップや駐米大使を歴任したトゥルキ・ファイサル王子もいたという。

ムサウイ受刑者はビンラディン容疑者の「メッセンジャー役」としてサウジにおもむき、王族とじかに会ったことも一度ならずあると述べた。「非常によい」待遇を受け、移動にはプライベートジェットやリムジンが用意され、王族との面会場所は高級ホテルや宮殿で行われたという。

また、トゥルキ・ファイサル王子はバンダル王子(元駐米大使)ら他の大物王族にムサウイ受刑者を引き合わせたという。

ただ、過去にはムサウイ元被告の証言の信頼性を疑問視する声が上がったこともある。

04年に公表された同時多発テロ事件に関する独立調査委員会の報告書は、サウジ政府がアルカイダに資金援助を行っていた証拠は見つからなかったとする一方で、サウジ政府が支援する慈善団体から資金が流れた可能性を排除するものではないともとしていた。

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