インテルCEOが大量の自社株売却、投資家は不信の目

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企業のCEOは、さまざまな理由で自社株を売却する。しかしクルザニッチCEOが11月に行ったほど大量の持ち株売却は極めて異例。しかもタイミングも良くなかった。

インテルの広報によると、同社がパソコンとスマートフォン向けに製造しているCPUの脆弱性についてセキュリティー専門家から知らされたのは2017年6月だった。ただこの時点で、インテルにとってどの程度深刻な問題になるのかははっきりせず、一部のCPUを交換する費用負担が生じる可能性はあったものの、それも確定的ではなかった。

インテルがこの問題の存在を正式に確認したのは1月3日。同社広報は、今回の脆弱性によって多額のコストが生じるとは予想しておらず、既に解決のための措置は講じたと強調する。

それでもクルザニッチ氏の自社株売却は、CEOが最も重視すべき倫理規範に反している。すなわち、良くない理由で新聞の1面を飾るような行為は慎まなければならない。

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