国連安保理、北朝鮮の追加制裁を採択 石油供給を削減

2017.12.23 Sat posted at 10:44 JST

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(CNN) 北朝鮮が11月末に弾道ミサイル発射実験を行ったことを受け、国連安全保障理事会は22日、北朝鮮に対する新たな制裁決議を全会一致で採択した。同国へのエネルギー供給のさらなる削減や、密輸および海外で働く北朝鮮労働者の雇用に関する制限強化などを盛り込んだ内容。

米国のヘイリー国連大使は新たな制裁について、9月に採択され過去最も厳しいと評された制裁のさらに上を行くものだと主張。「我々は今日、一層深く切り込んだ」とし、国連は再三にわたり北朝鮮政府に選択肢を提示してきたにもかかわらず、同政府はミサイル実験を継続することで重ねて「孤立の道を選んだ」と述べた。

ヘイリー氏はまた、安保理の全会一致の投票を歓迎したほか、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長にも言及。「金正恩政権が攻撃的な行動を選択しているのに対し、我々は引き続き国際社会による制裁という行動で対応していく」としている。

トランプ米大統領もツイッターで今回の採決に言及し、「国連安保理はたった今、賛成15票、反対0票で対北朝鮮追加制裁を採択した。世界は死ではなく平和を望んでいる」と述べた。

ヘイリー氏によれば、今回の決議はガソリンやディーゼル燃料などの石油精製品の輸出を全体で89%削減する内容。

また、産業機器や機械、輸送車両、産業用金属の対北朝鮮輸出も禁止する。北朝鮮労働者を雇用している国に対しては、決議採択から2年以内に本国に送還するよう要求。さらに、船舶間の積み替えによる違法な北朝鮮への石油供給を阻止し、北朝鮮産石炭など制裁対象物資の海路での密輸を禁止するよう加盟国に求めている。

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