米アカデミー賞授賞式の視聴者数回復 人気作多数、司会者なしも好評

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アカデミー賞授賞式の視聴者数は前年比12%増加した/Christopher Polk/Getty Images North America/Getty Images

アカデミー賞授賞式の視聴者数は前年比12%増加した/Christopher Polk/Getty Images North America/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米映画業界の祭典、第91回アカデミー賞授賞式の視聴者数は2960万人と過去最低の水準を記録した昨年と比較して12%の増加をみせたことが27日までにわかった。授賞式は24日に米ロサンゼルスで開催されていた。作品賞へのノミネート作品に興行成績のよい人気作が多かったほか、司会役のいない進行が肯定的な評価につながった可能性がある。

かつてほどの高水準ではないものの、授賞式は今年最も視聴された番組のひとつとなった。

昨年の視聴者数の落ち込みを受けて、アカデミー賞では人気回復へ向けてさまざまな取り組みを検討していた。「人気部門」の新設や、一部の部門についてCM中にセレモニーを行うことが検討されたが、後に撤回された。

最終的には人気部門の新設は必要なかったかもしれない。調査会社コムスコアによれば、作品賞部門にノミネートされた「ブラックパンサー」や「ボヘミアン・ラプソディ」「アリー/スター誕生」などの10作品の興行収入は昨年ノミネートされた作品群よりも約6億900万ドル多かった。

放映時間が短かったことも奏功した可能性がある。昨年の放映時間は4時間だったが、今年は3時間20分だった。

「アリー/スター誕生」に出演したレディー・ガガとブラッドリー・クーパーによるパフォーマンスや、司会役のいない進行も評価された。アカデミー賞は当初、俳優のケビン・ハートを司会役に起用することを計画していたが、過去に行った同性愛を嫌悪するようなツイッターへの投稿が問題視され、ハートは司会役を辞退していた。

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