世界の野生生物個体群、1970年以来69%減少 WWF

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気候変動により生態系が破壊され野生生物の個体群が減少している/João Laet/AFP/Getty Images

気候変動により生態系が破壊され野生生物の個体群が減少している/João Laet/AFP/Getty Images

(CNN) 世界自然保護基金(WWF)は13日、「生きている地球レポート」を発表し、世界の野生生物の個体群は1970~2018年にかけ、平均で69%減少したと報告した。気候変動など人間の活動を原因とする危険な減少と位置付けている。

WWFは世界の陸と空、水にすむ脊椎(せきつい)動物5230種の約3万2000の個体群について、1970~2018年にかけての変化を調べた。レポートは「生きている地球指数(LPI)」に基づくもので、英ロンドン動物園協会と共同で1998年以来、2年ごとに発表している。

89人の著者が執筆した今回のレポートは、気候変動と生物多様性の喪失という「二重の緊急事態」に脚光を当てている。

焼失したアマゾン川流域地帯の熱帯雨林=2021年9月/Mauro Pimentel/AFP/Getty Images
焼失したアマゾン川流域地帯の熱帯雨林=2021年9月/Mauro Pimentel/AFP/Getty Images

地域別にみると、平均個体数の減少率は南米とカリブ海が94%と最も大きかった。アマゾンの熱帯雨林は機能不全に陥る寸前まで追い込まれていると警告している。

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