ウェッブ望遠鏡、宇宙空間でサンシールドを展開 全長21メートル

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完全に展開されたサンシールド。チームは本番1年前から試験を行った/Chris Gunn/NASA

完全に展開されたサンシールド。チームは本番1年前から試験を行った/Chris Gunn/NASA

(CNN) 先月25日に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が1月4日、全長21メートルのサンシールド(日よけ)の展開に成功した。これは同望遠鏡が宇宙空間で適切に機能するのに必要な重要工程のひとつであり、成功を見届けたチームは大きな安堵(あんど)に包まれた。

NASA本部でプロジェクトの指揮を執るグレゴリー・ロビンソン氏はサンシールドの展開について、「ミッションの成功に不可欠な素晴らしい到達点」とコメント。完全に展開するには数千の部品が正確に機能する必要があったと説明した。

NASAよると、これはこれまでで最も困難な宇宙船の展開作業のひとつだという。

巨大な5層のサンシールドは、ウェッブ望遠鏡の巨大な鏡と計器を太陽熱から守る役割を果たす。設計通りに宇宙を観測するには、鏡と計器の両方をマイナス188度に保つ必要がある。5枚のシートはいずれも人間の髪ほどの薄さで、反射能力を持つ金属でコーティングされている。

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