37年愛され続けた人気者イルカ、行方不明に アイルランド

アイルランドで親しまれてきたバンドウイルカの「フンギ」が行方不明になっている/Dingle Sea Safari Tours

アイルランドで親しまれてきたバンドウイルカの「フンギ」が行方不明になっている/Dingle Sea Safari Tours

(CNN) アイルランド南西部の港町カウンティケリーで、37年にわたって地元の人や観光客に愛されてきたバンドウイルカの「フンギ」が姿を消した。海上や海中の捜索でも発見できず、最悪の事態も懸念されている。

フンギは同地のディングル湾に1983年から姿を見せるようになり、人懐こさで人気者になった。フンギを見るボートツアーに参加するため遠方からも観光客が訪れていた。1頭だけで生きるイルカの最長記録としてギネス・ワールド・レコーズにも認定されていた

ところが15日に漁船と一緒に泳いでいる姿が目撃されたのを最後に、姿を見せなくなった。

ボートツアーを運航するジミー・フラネリーさんは「あまりにもフンギらしくない。これまでに姿を消したことがあるのは最長でも4~5時間だった」と証言する。

公な捜索は打ち切られたが地元の住民らは現在もフンギを探している/Dingle Sea Safari Tours
公な捜索は打ち切られたが地元の住民らは現在もフンギを探している/Dingle Sea Safari Tours

フラネリーさんたちは17日までにボート12隻でフンギを捜索し、18日には捜索救助隊のダイバーがフンギのすむ入り江などを重点的に捜索した。海底を音波探知機で調べる捜索も行ったが痕跡は発見できず、捜索は打ち切られた。

それでもフラネリーさんは、「フンギは冒険に出かけただけで、また戻ってくるかもしれない」と希望を捨てていない。

アイルランドでは3月~5月にかけて新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が続き、不要不急のボート運航はできなくなった。

「ボートが出航しなくなり、フンギは37年間で初めて仲間がいなくなった」「きっと世界が変わったと思ってどこかへ行ってしまったのかもしれない」とフラネリーさんは推測する。

1983年からディングル湾に姿を見せるようになったフンギ/David Cairns/Shutterstock
1983年からディングル湾に姿を見せるようになったフンギ/David Cairns/Shutterstock

しかし専門家は、フンギが再び姿を現すことはないだろうと予想する。オスのイルカの寿命は30~40年。フンギは推定40歳だった。

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