エジプト、「ツタンカーメン胸像」の競売中止を要請 盗品と主張

競売に出品予定の像について、エジプトが盗品だとして取り下げを求めている/Christies

競売に出品予定の像について、エジプトが盗品だとして取り下げを求めている/Christies

(CNN) 英ロンドンで来月、オークションにかけられることになっている古代エジプトの王ツタンカーメンに似た胸像について、エジプト政府が盗品だと主張し、出品を取り下げるよう要請している。

胸像は高さ約28センチで、顔立ちからツタンカーメンの像と考えられる。競売大手クリスティーズが来月4日に開くオークションへの出品が予定され、予想落札価格は400万ポンド(約5.5億円)を超えるとみられている。

これに対してエジプト考古省は、クリスティーズと国連教育科学文化機関(ユネスコ)に取り下げの要請を出し、像の出自を証明する文書の提示を求めている。

さらに、ロンドンのエジプト大使館が英外務省に像の返還を求め、このオークションからエジプトの出土品などをすべて取り下げるよう呼び掛けた。

一方クリスティーズ側は、問題の像は1985年に独ミュンヘンの古美術商から入手したとして、その前の持ち主の名前を挙げ、所有権や輸出手続きに疑問のある物は出品していないと主張。文化遺産などを扱う際は二国間条約や国際法を厳守していると強調した。

エジプトでは88年、ルクソールの野外博物館から古代の銘板の一部が盗まれたが、ロンドンでオークションに出品されることを考古省が事前に突き止め、今年1月に無事取り戻していた。

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