NYの摩天楼に変化の兆し、「スレンダー」な高層ビルが続々登場

2018.03.24 Sat posted at 13:23 JST

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(CNN) エンパイアステートビルにアールデコ様式のクライスラービル、超高層のワン・ワールド・トレードセンター。米ニューヨークには世界でも有数の象徴的な高層ビルが立ち並ぶ。

だが現在、同市の有名なスカイラインに加わるビルに異変が起きている。ビルが細くなってきているのだ。

一例として挙げられるのはマンハッタンのミッドタウンに建設中の「111W57」だ。2019年の完成時には高さ435メートルとなる。セントラルパークを一望する眺めを提供するだけでなく、幅と高さの比率が1:24と世界で最もスレンダーな高層ビルになる見通しだ。

一方、ロシアでも都心に同国初となる「スレンダーな」超高層ビルの建設が進んでいる。モスクワに拠点を置く建築事務所メガノムが手がける「空中の棚」は、高さ308メートルに達する見込みで、スレンダー比率は1:20となる。

スレンダーな高層ビルとは何か

高層ビルの場合、建物の「スレンダー度」は見る人の目には分からない。この分野では、スレンダーという言葉は専門的な技術用語だ。建築史家のキャロル・ウィリス氏によると、この言葉をビルに適用できるかどうかは、構造物の基礎の幅と高さの比率によって決まる。

構造エンジニアは一般に、最小で1:10や1:12の比率を「スレンダー」と見なしているという。

ウィリス氏は、「ニューヨークのスレンダーなビルは高層建築史の展開として独自のものだ。単に高いビルとは違う」と指摘。また、ビルのスレンダー比率の決定については、厳密な計算に基づいていないことも多いとして注意を促した。

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