乗客の問題行動でカナダに緊急着陸 パリ発デトロイト行きのデルタ便

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フランスを出発し、米国を目指していたデルタ便が乗客の問題行動を受けて、カナダに緊急着陸した/Celal Gunes/Anadolu Agency/Getty Images/File

フランスを出発し、米国を目指していたデルタ便が乗客の問題行動を受けて、カナダに緊急着陸した/Celal Gunes/Anadolu Agency/Getty Images/File

(CNN) 仏パリから米ミシガン州デトロイトへ向かっていた米デルタ航空機の便が、乗客の問題行動でカナダ東部ニューファンドランド島の空港に緊急着陸した。

カナダ警察の報道官によると、乗客は34歳の男性で酒に酔っていたとみられる。航空機を危険にさらした罪に問われ、5日に現地の裁判所に出廷する予定。名前は公表されていない。

フライト追跡サイト「フライトアウェア」によると、この便は2日午前にパリ郊外のシャルル・ドゴール空港を出発。約6時間飛んだところでカナダに着陸し、その約1時間半後に再び離陸してデトロイトへ向かった。

デルタ航空の報道担当者は、乗客の問題行動に対する「ゼロトレランス」(不寛容)の姿勢を強調し、特に乗客、乗員の安全を脅かす行動は決して許さないと述べた。

米連邦航空局(FAA)の集計によると、乗客の問題行動は昨年1年間で2300件を超え、今年は先月28日までに少なくとも740件の報告があった。2021年末以降、250件あまりが刑事捜査のために連邦捜査局(FBI)へ引き渡された。

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