オフィスで横行する嫌がらせ、職場復帰で増加 韓国

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韓国でオフィスワーカーの約30%が過去1年の間に職場でセクハラやパワハラなど何らかの嫌がらせを経験しているという調査結果が発表された/Anthony Wallace/AFP/Getty Images

韓国でオフィスワーカーの約30%が過去1年の間に職場でセクハラやパワハラなど何らかの嫌がらせを経験しているという調査結果が発表された/Anthony Wallace/AFP/Getty Images

韓国ソウル(CNN) 従業員が職場に戻り始めた韓国で、オフィスワーカーの約30%が過去1年の間に職場でセクハラやパワハラなど何らかの嫌がらせを経験しているという実態調査結果が、このほど発表された。

今回の調査は6月に1000人を対象に実施。嫌がらせを受けたと答えた人は、3月に行われた同様の調査の23.5%より増えていた。

3日に発表された今回調査は、職場での嫌がらせ相談を受け付けている団体の委託で、調査機関のエンブレイン・パブリックが実施した。回答者からは、上司からの性的嫌がらせ、言葉による暴力、身体的暴行などの報告が寄せられた。

暴言を吐く上司に対して恐怖を感じたという回答や、飲みに出かけた上司から、深夜に嫌がらせや性的な文言を含むショートメールを受け取ったという回答もあった。

オフィスで仲間外れにされたり、同僚の前で上司から罵倒されたという人もいた。

嫌がらせを報告したところ、配置転換になったり会社から追い出されたりしたという報告もあった。

ただ、ほとんどの回答者はあえて行動を起こさず、問題を見て見ぬふりをしていた。嫌がらせを報告すれば、自分の将来のキャリアに傷がつくと考えてやめたという人も多かった。

女性やパート従業員の方が被害に遭いやすい傾向にあり、加害者は大部分が上司や管理職だった。

多くは嫌がらせによって精神状態が悪化したと答えているが、うつや不眠、意欲喪失などの症状を発症して治療やカウンセリングを受けたという人はごく少数だった。

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