5万円の火炎放射器、2万個完売 テスラCEOが発案

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携行型の火炎放射器が売り切れ、注文の受け付けを中止するという

携行型の火炎放射器が売り切れ、注文の受け付けを中止するという

ロンドン(CNNMoney) 米電気自動車メーカー「テスラ」のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は4日までに、昨年12月に初めて打ち出していた携行型の火炎放射器が売り切れ、注文受け付けを中止すると述べた。

ツイッター上で表明したもので、値段が1個500ドル(約5万5000円)の同放射器はこれまで2万個売れたとしている。

火炎放射器は、2016年に創設した交通渋滞緩和を狙う地下トンネル掘削企業「ボーリング」の資金ねん出を図るための商品だった。目標額は1000万ドルとしていた。

マスク氏は奇抜な趣もにじんだ事業手法で有名だが、ボーリング社は声明で火炎放射器について「危険がないスリルを追い求める商品」と形容。

マスク氏も「全てのパーティーを活気づけるもの」と評し、インターネット上で大きな反響を呼んだ。ツイッターで「ゾンビによる世界の終焉(しゅうえん)が到来した時、この火炎放射器があればうれしいだろう」と冗談交じりに述べてもいた。

ボーリング社の公式サイトによると、放射器は今春に配送される予定。マスク氏は全ての放射器に無料の消火器も添えると明かしている。同社は昨年、1個20ドルの帽子も販売し5万個売るビジネスも展開していた。

火炎放射器の販売については反発も出ている。米カリフォルニア州の州議会議員は販売を差し止める立法措置を講じるとの考えを表明。同州では過去最悪級の原野火災が起きており、火を放つ装置を500ドルで売るのは悪いアイデアなどと反発している。

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